日出町の若宮八幡神社で節分大祭

年男、年女らが1年の無病息災を願いながら豆をまいた

 日出町の若宮八幡神社(小石護久宮司)で、開運厄除節分大祭が7日午後3時、行われた。毎年2月の第1日曜日に開催している。今年は、新型コロナウイルスの感染予防のため、一般の参加者を半分以下にし、境内を区切るなどの対策を行った。
 年男・年女、厄年の17歳から72歳の8人と本田博文町長、池田淳子町議会議長、三浦正臣県議ら来賓が参加。はじめに追儺式(神事)が行われ、本田町長や参加者代表者らが玉串を奉てんし、1年間の無病息災を祈願。最初に小石宮司が恵方と四方で豆をまいた。
 続いて、参加者全員で拝殿と神楽殿に分かれて太鼓の合図と同時に一斉に「鬼は外、福は内」と福豆やお菓子、紅白の小餅もまかれた。訪れた人たちは福を分けてもらおうとまかれた豆などを拾っていた。また、福豆の中には当たりの紙も70枚入っており、各団体などから提供された景品と引換えに。多くの人が福を引いてうれしそうに交換をしていた。
 日出町在住で厄年の高茂亮さん(40)は「昨年に続いて、参加しました。今年は本厄なので、1年間無事にいられるようにという気持ちでまきました」。
 長野七美さん(17)は「初めての豆まきでしたが、楽しかったです。今年は受験生になるので、自分の中にある悪を追い出したいという気持ちでした」とそれぞれ話した。