「坂道と海の城下町」でひいなめぐり

日出町の深見記念館では、歴史ある雛人形を見ながらお茶席を楽しんだ

 杵築市と日出町は13日から、「坂道と海の城下町 杵築・日出ひいなめぐり」を開催している。これまで別々に行ってきたが、初めて連携することになった。3月7日まで。
 13日午前10時から、日出町では、二の丸館でオープニングがあり、福原流の百紅さんと百茂さんによる篠笛の演奏が日出町の旧家酒井家で代々継承されている雛人形の前で行われ、日本の伝統文化を感じさせた。また、大分県を中心に活動してる演奏家が所属するPATHMAと西原友里恵さんによるピアノとバイオリン演奏などもあり、盛り上がった。訪れた人たちは、雛人形と演奏をゆっくりと楽しんでいた。
 隣接する深見記念館には、小川家の雛御殿が発公開されており、県立日出総合高校の生徒によるお茶席もあった。杵築市でも酢屋の坂下広場で甘酒を振る舞った。
 期間中、杵築市では、藩主ゆかりの古今雛が展示されるなど、25会場に様々な雛飾りを見ることが出来る他、人力車や「ひいなめぐりマルシェ」などのイベントを企画。日出町でも二の丸館や三の丸商店街周辺、大神エリアに24会場を展開。致道館でプロカメラマンによる撮影会(着物の人限定)ギター演奏などを予定。
 また、合同イベントとして、23、27日午後2時から「ひいなめぐりオンラインツアー」を開催。事前に届いた商品を食べながら会場めぐりを楽しめる。申し込みは16日までで、料金は5千円。先着20人。申し込みは杵築市観光協会へ。他にも、スタンプラリーやインタスタフォトコンテストもある。3月7日午後1時から、臨済宗南禅寺派安住寺で人形供養祭も予定している。参加費は1体千円で、1箱(みかん箱程度)2千円、雛人形一式は5千円。前日の午後5時までに杵築市観光協会(電話0978・63・0100)に予約を。