県立日出総合高校が育てた花寄贈

生徒が育てた花を手作りの台に入れ、プランターにはオリジナルのシールを作ってプレゼント

 大分県立日出総合高校(長岡幸次郎校長、451人)は、医療従事者に感謝の気持ちを伝えようと9日午後4時、別府市にある大分県東部保健所を訪れて、自分たちで育てたペチュニア15鉢を贈呈した。
 日出総合高校では、農業経営科、機械電子科、総合学科の3つの科が連携して、教育活動の1つの柱である「地域貢献」を行う「HIJISOGOODプロジェクト」を展開している。これまでも様々な取り組みをしてきたが、今回は、新型コロナウイルス感染症対策で日々頑張っている人たちへ感謝の気持ちを込めて花をプレゼントすることにした。
 花は農業経営科が育てたペチュニア。花言葉は「心の安らぎ」。鉢を3つずつプランターに入れ、プランターには総合学科が感謝と応援のメッセージを書いたシールを作った。また、プランターを入れて飾るための台を機械電子科の生徒が溶接をするなどして作ったもので、全部で5セット。
 贈呈式には、農業経営科の平識拓海さん(17)、機械電子科の井上海月さん(同)、総合学科の髙井楓乃さん(同)が出席。3人で「コロナ禍で頑張っている皆さんに、何が出来るか考え、花を贈ることにしました。感染拡大防止に私たちも取り組んでいくので、頑張ってください」とあいさつし、プランターを手渡した。
 内田勝彦所長は「本当にありがとうございます。毎日、コロナの感染拡大防止に取り組んでいる中で、心安らぐ花を届けていただき、やる気が一層出ました」とお礼を述べた。また、生徒から花の育て方を書いた紙も手渡された。