ラオスの国歌を学び歌う

5年生が毎日練習をしてきたラオスの国歌を合唱する動画を作成した

 別府市は、東京2020オリンピック・パラリンピックにおける共生社会ホストタウン事業として、別府市立亀川小学校(佐藤裕一校長)の5年生66人を対象に、ラオス国歌の練習を行い、9日午後2時5分、合唱風景の動画撮影を行った。
 別府市はラオスのウェイトリフティング競技のパラ選手の合宿受け入れなどを行い、亀川小学校ではオンラインで日本やラオスのパラ選手と交流をしたり、ラオスの成り立ちや歴史、国旗、国歌について学んできた。
 また、世界の国旗・国歌研究協会の新藤昌子共同代表の指導を受けた別府市教育委員会スポーツ健康課の二宮俊和指導主事とホストタウンアドバイザーの藤井智宏スターアイテム代表・クリエイターが児童に国歌を教えている。
 児童は毎日、国歌の練習をしてきたという。二宮指導主事は「国歌は、その国の人たちにとってとても大切です。尊敬の心を持ってしっかりとした姿勢で歌いましょう」とアドバイス。児童はしっかりと両手で楽譜を持って、前を向いて大きな声でラオス国歌を歌った。
 さらに、コロナ禍で手話を学んでいることを生かして、オンラインで教えてもらったラオス語の手話で「こんにちは」「ラオスと日本、また会いましょう」「私たちはずっと友達」といった手話をグループに分かれて撮影をした。
 亀小の山本きららさん(11)は「(国歌は)最初は全然うまく歌えなかったけど、歌詞の意味を考えながら、聞いた人たちが感動してくれるように、真剣に取り組みました。ラオス語は難しかったけど、気持ちが伝わるように歌いました」と話した。
 作成した動画は今後、共生社会ホストタウンのホームページで紹介され、世界に発信される。