別府市立朝日小学校(佐藤成一郎校長、592人)で「環境緑化モデル事業」完成式典が4日午前10時20分、同校中庭鯉池周辺で行われた。
同事業は、ローソンの社会貢献活動として、各店舗に設置されている「緑の募金箱」に寄せられる「緑の募金」を国土緑化推進機構へ寄付している。この募金を活用してローソン、国土緑化推進機構および各都道府県緑化推進委員会が協力して2006年から実施している。全国70校を決定し、大分県内は朝日小学校と国東市立安岐小学校が選ばれた。
朝日小学校では、中庭に昭和50年度第67回卒業生が贈った鯉池の周囲にあった生け垣を移して、上履きのまま鯉池などを見ることが出来るように芝生を敷いた。また、同事業の看板も設置した。
完成式典は、佐藤校長、稲尾聡文さんら教職員3人、同校飼育栽培委員会ら児童6人、県緑化推進委員会事務局の園部美佳さん、ローソン別府鶴見ケ丘店・別府新港町店オーナーの坂本眞知子さん、大分西支店の阿部浩一支店長、多田亮スーパーバイザーが出席した。
佐藤校長が「昨年度から話があり、一番気になっていた中庭の整備と玄関前のイチョウの木が荒れ放題伸び放題になっていたので、計画しました。前の状態でも、鯉などを興味を持って見てくれていました。整備されて子どもたちは鯉がいる、生き物がいるということに親しみを感じています。この中庭が、子どもたちと自然のふれあいの場になると期待し、感謝しています」とあいさつ。
園部さんが学校環境緑化事業の説明後、来賓のローソン別府鶴見ケ丘店・別府新港町店オーナーの坂本さんがあいさつした。
児童を代表して飼育栽培委員会の甲斐亘起委員長(12)が「僕は2学期から飼育栽培委員会の委員長をしています。毎日、登板を決めて花の水やり、鯉やメダカの餌やりを続けてきました。でも、鯉池の周りはちょっと寄り付きにくくて、じっくりとコイやメダカの観察が出来ませんでした。でも、今回、ローソンさんのお店にある『緑の募金箱』への募金などでこんなにも素敵な中庭に生まれ変わりました。僕たち6年生はもうすぐ卒業しますが、在校生がうらやましいです。ローソンさんはじめ、たくさんのご協力をいただいた皆さんに感謝します。本当にありがとうございました」とお礼を述べた。
続いて、坂本さんと甲斐さんがハナミズキを記念植樹した。
最後に、記念撮影をして式典を締めくくった。