明豊高校野球部が必勝祈願

玉串を捧げた幸修也主将

 3年連続5回目のセンバツに出場する明豊高校野球部は「必勝祈願」を8日午後5時、八幡朝見神社で行った。部員、指導者、学校関係者ら約70人が出席した。
 神日出男宮司が神事を執り行い、選手らの健康や甲子園での健闘を祈願した祝詞を奏上。岩武茂代校長、川崎絢平監督、幸修也主将ら玉串を捧げて、甲子園での勝利を祈った。
 神事終了後、神宮司から川崎監督に必勝祈願の木札が授与された。
 拝殿前に集合した部員を前に、後藤明文後援会長が「私も校長たちと一緒に応援に行きます。せいいっぱい、甲子園で暴れて下さい。楽しんで下さい。頑張って下さい」と激励した。
 幸主将は「チームの目標は『日本一』です。個人としては、秋の大会で打てなかった分、春は打ち勝つというイメージ。守備からリズムを作って、打撃につなげていくことが目標にしており、練習試合を積み重ねている中、順調に進んでいます。猛打堅守で頑張ります。選抜が決まって、緊張感を増しながら練習しており、先輩の思いも背負って頑張ります」。
 川崎監督は「やってきたことを出すだけ。甲子園は夏もあるので、春で失敗しても夏に取り返せるチャンスがある。夏より思い切ってぶつかっていく。失敗を恐れずに、今の全力で戦えばと思います。どのチームもそうだが、夏に向けての発展途上のチーム。冬やってきた練習の成果を出す心構えで頑張ります」とそれぞれ述べた。
 また、当日午後3時10分、壮行会が明豊高校で行われ、岩武校長や谷口亜蓮生徒会長がそれぞれ激励の言葉、幸主将が「別府に勇気や元気を与えらえるような全力プレーをし、一戦一勝で戦っていきます」を決意表明をした。
 明星小学校の児童が「本物の優勝旗が見たいです」と述べて、千羽鶴が贈られた。最後に川崎監督が「千羽鶴に変わる大きな旗を持ってこれるように頑張ります。今年は、投手を中心に守って粘り強く戦うスタイル。甲子園でも粘り強く戦います。4月に向けて、野球部が良いエネルギーやパワーを持って、良い試合をします。皆さんの応援の力が生徒の背中を押してくれるので、応援お願いします」とあいさつして、壮行会は終了した。