わかりやすい日本語でチラシも作成

 別府市は9日、新型コロナウイルスワクチン接種に関して、16日から独自のコールセンターを開設すると発表した。
 当初は65歳以上のワクチン接種は3月下旬から接種券を発送する予定だったが、ワクチンの供給状況なども踏まえ、4月中旬以降に変更されている。接種券と共に、予診票や注意事項、接種場所の案内も一緒に送付することにしており、予約はコールセンターで受け付ける。
 コールセンターの開設時間は、土・日・祝日を除き、午前9時から午後5時。当面はワクチン接種に関する問い合わせの対応を行い、接種券発送後は、予約受付を開始することにしている。電話番号は、0120・797・567。
 また、市内に居住する外国籍の人などのために、「やさしい日本語」によるチラシも作成。立命館アジア太平洋大学言語教育センターの吉村依里講師の協力を得て、分かりやすい文章で作った。ワクチンは、新型コロナにかかりにくくなることやかかっても重症化しにくい特徴があることや、注射を受ける順番として、病院で働く人、65歳以上の人、基礎疾患がある人、高齢者施設などで働く人、それ以外の16歳以上の人であることを説明している。市では、市内の大学などに配布して、より多くの人がワクチン接種が受けられるように啓発を進める。