マスク作ってSDGs学ぶ

手作りマスクキットを受け取り、お礼を述べる児童代表

 西地区青少年育成協議会(平松徹夫会長)と青山校区青少年育成協議会(竹田明会長)は4日午前9時、別府市立山の手小学校(和泉充明校長)の6年生87人に、マスク製作キット110枚を寄贈した。
 マスク製作キットは、SDGs(持続可能な開発目標)の一環として、学生服の生地処理問題を考える中で、明豊高校の生徒がアイデアを出して実現したもの。外側を制服の生地、内側を体操服などの白い生地を使い、制服を再利用。一般社団法人ぷらんが製作を行っている。
 和泉校長が「今日は、2つのプレゼントがあります。1つはマスク。2つ目はSDGsについて。しっかりと心に受け止め、人と地球に優しい未来を作っていきましょう。感謝の気持ちで受け取りましょう」とあいさつ。
 平松会長、竹田会長、平石栄二別府市自治委員会西地区支部長が児童代表3人にマスクキットを手渡した。引き続き、三ケ田浩二カンコーマナブコネクトキャリア教育コーディネーターが、SDGsについて「誰のためにマスクを作るのかを意識すれば、SDGsにマッチングする。1人で何かをするのは限界があるが、仲間とやれば相当大きな力になる」と話した。
 児童を代表して、児童会の平山洋生さんが「このマスクを作ることは、SDGsにつながること。うれしいこと。ありがとうございました」とお礼を述べた。