各国の子どもたち多言語で

オンラインで参加する子もいて、それぞれの目標などを語った

 多文化に生きるこどもネットワーク大分は7日午前10時半から、京町のAPUプラザ・オオイタで「多文化に生きるこどもたちの多言語スピーチ会~自分のことばで、自分のきもちを伝えよう!」を開催した。
 多文化に生きるこどもネットワーク大分は、多文化に生きる子どもたちのよりよい育ちを応援したいと集まった個人や団体、学校、行政の関係者で構成されており、代表は決めず、事務局を設けて活動を行っている。立場を超えて気兼ねなく集い、語り合い、学習して情報を共有・発信している。
 スピーチ会には、日本、中国、ネパール、トンガ、タジキスタン、米国など多くの国の子どもたち23人が参加。会場でスピーチした子や、オンラインで海外からも参加した。多くの子どもたちが、流ちょうな日本語と母国語で自分たちの将来や日本での生活などについて語った。
 ベトナムから参加したトゥン・ドゥ・ハイさん(中学1年)は「日本で大変な壁となったはのは、言葉だったけど、食べ物は美味しかったし、空気がキレイでリラックスして学校生活がおくれた」。ネパール出身のタマン・ネサンさん(小学3年)は「日本語が分からず、授業が大変でしたが、先生が親切にしてくれて、友達も出来ました」と話した。
 多くの子どもたちが「日本語」の壁にまずつぶかりながらも、先生や友達など周りの人の協力で楽しい思い出が出来たことや、辛かった時も諦めずに乗り越えてきた思いを語った。