図書館や共同調理場整備など
学校教育や社会教育など教育行政全般を担う。
昨年は、新型コロナウイルスの影響で学校現場では、大きな変革を求められ、小中学生が1人1台のタブレットを持ち、高速大容量のネットワークを全国の学校に整備し、多様な子どもたちに最適化された創造性を育む教育を実践する「GIGAスクール構想」が前倒しで整備されることになり、別府市内の学校でも南小学校をモデル校に取り組みが進んでいる。
「昨年3月に第2期の教育大綱を策定しました。コロナ禍で、GIGAスクールが始まり、これまでの一律一斉で授業をする時代から、子どもたちが主体的に学ぶことが重要になりました。ICT(情報通信技術)を使って、探究する授業へと変わる」と話す。
学校給食共同調理場の建替や、新図書館建設といった大型事業の実施、幼稚園などのあり方を教育や保育なども含めて検討する就学前児童の問題など、課題は多い。
「図書館って何だろう、というのは人それぞれ違うと思います。ベーシックな部分は守りつつ、オンリーワンの図書館づくりを目指す。共同調理場についても、工夫して、これまでよりも安全で安心なおいしい給食が提供できるようにしたい」と語る。
別府市出身で、鶴崎工業高校電気科を卒業。昭和58年に別府市に採用された。「地域に貢献する仕事が自分にはあっているな、と思った」と言う。
平成29年に総合政策課参事、30年に総合政策課長、令和元年に企画部次長兼総合政策課長、令和2年に教育部次長兼教育政策課長を歴任した。
「どの課にいる時も、一生懸命頑張ってきたつもりですが、職員課勤務の時に、仕事への考え方が変わりました。全体を見ることで自分の中で仕事のやり方が変わったと思います。施策の向こう側には市民がいることを忘れず、ていねいな仕事をするべきだと教えられました」と振り返る。
趣味は「いろいろとやってみましたが、現在は、趣味がないのが悩み」と話す。小坂在住。