別府市市長公室長兼自治連携課長

中規模多機能自治を推進

山内 弘美(やまうち ひろみ)さん(56)

 秘書広報課と自治連携課を所管し、情報発信や地域との協働などを担う。
 別府市は、中規模多機能自治を推進している。人口減少が進む中、これまで1つの自治会でできた行事などが出来にくくなることを想定して、規模感をもつ多様な団体等が連携・協力する「ひとまもり・まちまもり協議会」が地域運営組織となり、地域自治の維持や課題解決を図ろうというもの。今年度は、7自治区すべてで協議会が組織され、活動を行う。
 秘書広報課は市長、副市長を補佐し、市の施策などの情報を広く広報する役割をもつ。
 「急な対応が求められることもあり、対応するためには、常に情報を集めておくことが大切だと思っています。色々なことが分かっていなければならず、そのためには、物事に敏感になって、アンテナをはっていないといけない。広報は、各課との調整役も担うので、しっかりと連携をしていきたい」。
 「変化を恐れずに、新しいことに常にチャレンジしていきたい。時代の変化を意識しながら、市民のことを考えながら、別府市の歴史の一翼を担う使命を感じている」と語る。
 別府市生まれで、別府鶴見丘高校から県立芸術文化短期大学美術科を卒業。昭和60年に別府市に採用された。平成29年に自治振興課長。
 「高校生の時に叔父が東京にいて、都会暮らしも経験させてもらいました。その時、住むなら別府だなと思いました。やはり、生まれ育った地元に愛着があったし、地域に貢献する仕事がしたかった」と語る。
 秘書広報や財政を長く務めた。「広報の時に、『ふるさとCM大賞』で大賞を連続で取ることが出来のが、思い出。観光課では観光PRに、下水道課では料金改定に携わった。どこの課でも、チームワークの大切さを感じた」と振り返る。趣味はドライブ。松原町在住。