大分県立竹工芸訓練センターは令和3年度入校式を9日午前10時、同センターで挙行し、12人が入校した。
入学許可をした河野次郎所長が「竹工芸の知識と技能の習得に対する強い意欲に燃えて、本校を目指し、入校選考試験に見事合格され、本日晴れて入校しました。伝統的工芸品としての別府竹細工の後継者育成を目的として設置されており、全国でも唯一の公共の職業訓練開発校です。訓練生としての自覚と誇りを持って訓練に取り組み、同じ志を持つクラスの仲間としてお互いの持つ個性を尊重し合い切磋琢磨してほしい」と式辞を述べた。
大分県商工観光労働部の河野哲郎理事兼審議監が県知事告辞、来賓の川上隆副市長(市長代理)、嶋幸一、猿渡久子両県議、若杉竜也別府公共職業安定所長、岩尾一郎県竹産業文化振興連合会長が祝辞を述べた。荒金信生県議からの祝電が披露された。
入校生を代表して、田中正俊さん(28)が「規則を守り、訓練生の本分を尽くし、専門的な知識と技術の習得に懸命の努力をすることを誓います」と宣誓した。