ベテラン3人に永年勤続功労章

伝達を受けた(前列左から)荒尾大介さん、永井幸己さん、大野秀雄さん

 令和2年度消防庁長官表彰で永年勤続功労章を受章した別府市消防本部1人、市消防団員2人に22日午前9時30分、長野恭紘別府市長が章記を伝達した。
 消防職員として、25年以上在職し、県知事表彰永年勤続功労賞が贈られた職員と、過去25年間の出動率が60%以上の消防団員が対象。
 今回受章したのは、消防団歴38年の永井幸己団本部分団長(64)、消防団37年7カ月の大野秀雄第15分団分団長(66)、市消防勤続37年10カ月の荒尾大介元消防本部次長兼警防課長(60)の3人。
 長野市長は「3人それぞれ、市民の安全、安心を守っていただいたことが広く認められての受章と思います。これまで、3人それぞれが培った経験を後進に伝授していって下さい」と述べた。
 永井団本部分団長は「章をいただき、ありがたく思います。10数年前のホテル火災が記憶に残っています。そのときは団員でしたので、上からの指示を仰ぎ、放水活動や住民の避難活動をさせていただきました。これからも消防活動に尽力したいと思います」。
 大野第15分団分団長は「今回の受章は、消防団の先輩たちの指導の賜物だと思います。15分団は山間部が担当のため、山火事での出動が多く、昔は出動が多かった。今は減っている。これから先、どこまで出来るか分かりませんが、後輩の指導など消防活動を頑張ります」。
 荒尾元次長兼警防課長は「光栄に思っています。これも長年、先輩、同僚、家族に支えられたものと思っています。光町の大火が記憶に残っています。火災の原因調査を担当しており、長時間にわたり調査をしました。別府消防の輝かしい未来のため、消防行政に携われればと思います」とそれぞれ語った。