カラオケや医療機関で集団感染

 大分県と大分市は21日、823件のPCR検査等を行い、大分市、別府市、日田市、佐伯市の20代から80歳以上の男女30人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県は、医療機関とカラオケでのクラスター(集団感染)が発生したとみている。県内の感染者は計1415人となった。
 別府市は1人で、40代の男性会社経営者。18日から症状が出ているが、感染経路は分かっていない。
 大分市は24人。うち、70代無職男性4人、70代無職女性3人、60代パート従業員の女性3人は、同じカラオケ店に行った。14日に21人で貸し切りにして利用しており、すでに70代から80歳以上の4人、店のスタッフ1人の感染も確認されておりクラスターが発生したとみられる。
 大分市内の病院でもクラスターが発生。入院患者の感染が確認されたことから、入院患者と職員に対して検査を行ったところ、医療スタッフ2人と入院患者4人の感染が分かった。他にも、20代会社員男性は13日から、70代無職女性、同男性は17日から、60代男性は17日から症状が出ているが、感染経路は現在調査中などとなっている。
 日田市は4人で、50代女性会社員は職場で、40代女性飲食店従業員、30代男性医療スタッフ、30代女性パート従業員は知人の感染が確認されている。
 佐伯市は1人。50代無職女性で、19日から症状があるが、感染経路は不明となっている。