大分みらい信金がアルコールジェル寄贈

塩見さん(左)のプレゼンに賛同して、
みらい信金がアルコールジェルを共同温泉に寄付した

 大分みらい信用金庫(森田展弘理事長)は23日午後1時半、別府市を通じて市内地区(共同)温泉へアルコールジェル(500㍉㍑)2千本を寄贈した。
 昨年10月に開催された「ONE BEPPU DREAM AWARD2020」で、ファイナリストの1人だった塩見泰美さんが発表した「おんせん
県おおいたの“温泉コミュニティ”を守りたい」というプレゼンに賛同して、温泉コミュニティと地区住民の健康を守るため、アルコールジェルを寄贈することにした。日本フルハップも協賛。
 市役所で行われた贈呈式には、山本眞郎みらい信金副理事長や塩見さんらが出席。山本副理事長が経緯を説明して「当金庫は、来年100周年を迎えます。100年続けてこられたのは、町の皆さんの支援のおかげ。少しでもお役に立てればと思います」とあいさつ。
 川上隆・副市長は「コロナ禍で、衛生管理対策はとても重要で、ありがたいです。日頃から地域にいろいろな形でサポートしていただき、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします」とお礼を述べた。
 塩見さんはプレゼンで、「別府が大好きなので、ずっと別府で暮らしていきたい」という叶えたい夢を語った。温泉利用指導員や温泉ソムリエ、温泉マイスター、野菜ソムリエなどの資格も持つ。生まれ育った別府市に根づく温泉文化だが、様々な課題を抱え、運営が厳しい所も多いことから、地域コミュニティの場としての共同温泉を守りたいと熱く語った。「大好きな別府で叶えたい夢を語り、多くのエールをいただきました。今回、1つの形になって、とてもうれしいです」と話した。「別府市民11万7000人のプロジェクト#別府エール風呂」を立ち上げ、ジェルと一緒に地区温泉にポスターを配って貼ってもらい、盛り上げていく。