べっぷ地獄めぐりではじゃんけん大会

強敵とのじゃんけん大会で盛り上がった=かまど地獄

 「昭和の日」の29日、ゴールデンウイークが始まった。首都圏等で昨年に続いて新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言が発令されていることや雨ということもあり、例年よりも静かなスタートとなった。それでも、多くの観光施設が休業した昨年と比べると、九州を中心に観光を楽しむ人の姿が見られた。
 べっぷ地獄めぐりでは、29日午前10時、血の池地獄で鬼っ子とのじゃんけん大会が行われた。来客はマスクを着用し、出入口では手指の消毒をするなど、しっかりとした感染予防対策をして実施。じゃんけんや記念撮影もソーシャルディスタンスを保ちながら行った。
 2体の鬼っ子にじゃんけんで勝つとオリジナルのタオルをプレゼントするもので、黄鬼と赤鬼が登場。何度挑戦しても勝てない“鬼強”な鬼っ子たちに苦戦。福岡県から来た男性は、挑み続けてついに勝利をつかみ「今までで一番うれしいかも」と笑顔で話した。
 翌30日午前10時からは、かまど地獄の入口でじゃんけん大会を行い、晴天にも恵まれ、朝から多くの客が訪れ、鬼っ子に挑戦。この日は赤鬼と青鬼が挑戦を受けた。どちらも強敵で、何度かチャレンジするもまったく勝てずに諦めてしまう人も。子どもたちも諦めずに何度も挑戦してタオルをゲットすると「やったあ!」と大喜びだった。限定20枚のオリジナルタオルを巡って、100回以上のじゃんけんが繰りひろげられた。
 新型コロナの影響で遠くに旅行には行けない分、近場で旅行を楽しむ人が多くみられた。GWの前半は天候不順な日もあるが、後半の5月2日から4日には曇りや晴れの予報となっている。訪れる人も受け入れる側も、しっかりと感染予防対策をして大型連休を楽しんでいる。