依然多い「感染経路不明」

 大分県と大分市は19日、1492件のPCR検査等を行い、大分、別府、宇佐、佐伯、竹田、国東、由布、津久見、日田の各市と日出、玖珠、九重の各町、県外の10歳未満から80歳以上の男女51人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者の累計は、3千人を超えて3011人となった。
 県内の感染者は依然として高止まりしているが、病床利用率は49・1%となり、これまで「ステージ4」だったが「ステージ3」の基準になった。しかし、人口10万人当たりの1週間の新規感染者は37・09人と依然として「ステージ4」基準となっており、予断を許さない状況が続いている。
 感染経路別では、不明が25人、家族11人、職場6人、知人4人、県外3人、施設2人。依然として感染経路が分かっていない人が多くおり、市中感染の危険性がある。
 別府市は4人。70代無職女性は11日から、40代男性会社員は16日から症状が出ているが、感染経路は分かっていない。80歳以上無職女性は施設で、10歳未満男児はすでに家族が感染をしている。
 その他市町村別では、大分市26人、竹田市5人、佐伯市と県外各3人、宇佐市と由布市が各2人、国東市、津久見市、日田市、日出町、玖珠町、九重町が各1人となっている。