大分県が4月の宿泊客動向速報値を発表

 大分県はこのほど、4月の宿泊客等の動向について速報値を発表した。宿泊客は19万6348人で、前年同月と比べ172・7%増となる見込み。
 日本人客は19万5790人(前年同月比173・7%増)で宿泊客の多くは日本人。外国人宿泊客は558人(同19・7%増)となっている。いずれも、3月よりは減少した。3月後半から、変異株を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大が始まったことが影響しているとみられる。
 有料観光施設の入場客は、25万9570人で前年と比べて527・6%と大幅な増加が見られる。昨年は、全国に緊急事態宣言が発出されたこともあり、多くの施設が休業などをしていたことが大幅増の要因となっていると思われる。
 また、ゴールデンウイーク(4月29日~5月5日まで)の観光動向調査も発表。緊急事態宣言が出され、休業施設が多かった昨年と比べると増加しているものの、コロナ禍で宿泊の部屋数を制限するなどの施設や帰省をしなかった人も多くいたと思われ、コロナ禍前の水準にはまだ遠くおよばない状況となっている。
 観光施設(屋外16施設、屋内12施設)の入場者数は、屋外が13万7731人(令和元年度同期比67・8%減)、屋内施設は3万4653人(同72・9%減)で、全体では17万2384人(同69%減)だった。
 宿泊施設(48施設)は、3万3002人(同55・9%減)、フェリー(7航路)は1万2088人(同79・8%減)、大分空港降客数は9742人(同56・9減)だった。