対面で申請サポートセンター開設

申請サポートセンターには多くの人が訪れてネット予約のサポートを受けた

 別府市は24日午前9時、新型コロナウイルスの75歳以上に対するワクチン接種の予約を再開した。
 前回の予約時には、電話がつながりにくく、インターネットでの予約も難しいという人が多くいたことから、べっぷアリーナに申請サポートセンターを開設して、対面でネット予約の支援もスタート。電話回線も前回の13回線から36回線に大幅に増設して対応に当たっている。
 べっぷアリーナには雨にも関わらず、早朝から大勢の高齢者が訪れて列をなした。密にならないように、メインアリーナやロビーに椅子を準備して、間隔を空けて整理券を配布して対応した。
 サポート会場のサブアリーナでは、21のブースで接種券番号の確認や希望接種日(2回分)を確認して、担当者がネット予約を代わりに行った。朝4時から並んでいたという75歳と76歳の夫婦は「前回電話で予約をしてみたがつながらず、やっとつながったと思ったら予約終了だった。携帯電話からネット予約も試みたけど、うまくいかず。今回も希望者が多いと思ったので、とにかく早く行こうと思った。こちらの方が楽。(予約が取れて)一安心」と笑顔で話した。
 大野高之いきいき健幸部次長・新型コロナウイルスワクチン接種対策担当は「前回の予約時に、電話がつながりにくい、ネットが使えないという声が多くあり、ご迷惑をおかけしたことから、対面でサポートをすることにしました。対面でのサポートで、安心してもらえると思う。密集を避けながら受け付けをしたい。今回予約が出来なくても、全員分のワクチンは確保されているので、必ず全員接種することが出来ます。慌てず、お待ちいただきたい」と話した。
 今回受け付けるのは、医療機関で行う個別接種2千人分と集団接種3千人の計5千人分。上限に達した時点で、今回の予約は締め切り、次回は6月7日の受け付けとなる。