南小6年生とAPU留学生が交流

オンラインでAPUの外国人留学生と交流
児童は世界の国の話を興味深そうに聞いた

 別府市教育委員会は、留学生との交流を通じてグローバルな人材を育成する「小学生大学キャンパス体験学習」を市内すべての小学校で6年生を対象に実施している。南小学校では6年生39人が25日午前10時40分、オンラインで立命館アジア太平洋大学の外国人留学生と交流をした。
 留学生と話すことで、積極的に英語を使い、コミュニケーション能力、特に「話す力」を高めると共に、多様な文化や価値観を持った人たちと協働する人材を育むことが目的。令和元年度から行っているが、新型コロナウイルスの影響で、昨年度からオンラインで実施している。
 プリンセスさん(ベトナム出身)、タナさん(インド出身)、ナミラさん(インドネシア出身)が参加。プリンセスさんとタナさんはそれぞれの国から。料理や民俗衣装、言語、文化、観光スポットなどについて紹介。プリンセスさんが「ベトナムの子どもたちは、学校でお昼にご飯を食べて机がベッド代わりになって昼寝をします」と話し、写真を見せると、子どもたちは「えーっ、いいな」と羨ましそう。ナミラさんは「日本のような四季はなく、寒い時で25度ぐらい。みんな寒いからジャケットを着ている」と話すなど、日本との違いについても学んだ。タナさんは、カレーのスパイスは各家庭で違うため、「どれくらいのスパイスがあるのか分からない。インドの家庭では、ナンはあまり食べない」と意外な事実に、児童は驚いた様子だった。
 南小の児童からは、児童へのアンケート結果を報告。マンガでは「呪術廻戦」、アニメでは「ワンピース」、好きなキャラクターは「くまモン」など、子どもたちが好きなものを1位から3位までを紹介した。お互いの国のことや子ども達の様子などを紹介し合い、理解を深めた。