1週間の新規感染者は14人

 別府市は28日、直近1週間(21日~27日)の新型コロナウイルスの感染状況を県の発表を基にまとめた。
 1週間の新規感染者は14人で、うち35・7%の5人が感染経路が分かっていない。年代別では、50代が4人と一番多く、20代3人、70代と80歳以上が各2人、10代、40代、60代が各1人。10歳未満と30代の感染は直近1週間では確認されていない。先週と比べると概ね3分の1と減少傾向にはあるが、感染経路不明者は30%を超えていることから、市中感染への懸念がある。
 県が“第4波”という3月21日から5月27日まででは、220人の感染が分かっており、うち83人(37・7%)が感染経路が「不明」となっている。
 別府市では「一段強めの感染予防対策」を行っており、取り組みを6月13日まで延長。PCR検査センターを6月から設置するなど、検査態勢を強化して感染拡大を防止したい考え。