別府溝部学園高校食物科がエール弁当

県産食材を使った栄養バランスの良い弁当で仲間にエールを贈った
大分トリニータ丼など4品の弁当

 別府溝部学園高校(佐藤清信校長)の食物科2年生31人が大分県高校総体エール弁当150食を5月28日午後0時30分、同校で販売した。
 毎年、高校総体に出場する部活をしている生徒を中心に、希望者に「学生食堂」を開いてスタミナのつく美味しいお昼をエール飯として販売していたが、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の予防対策でみんなで食堂で食べることが出来ないため、弁当にした。
 この日のメニューは▽大分の給食名物 大分トリニータ丼▽地場産物の食物繊維と鉄分たっぷりひじきの煮物▽作戦が大切だ!噛んで頭を働かせよう切り干し大根のサラダ▽頭も体も爽やかに大分県産カボスゼリー―の4品。いずれも大分県産の食材を使っている。
 チャイムが鳴ると、次々と生徒が試食室に入ってきて、自分の名前が書かれた弁当を受け取り、教室や外で味わった。「大会で頑張ってほしい」という食物科の生徒の思いがこもった弁当を全員、美味しく食べた。
 弁当を受け取ったバスケットボール部のモンガ・バンザ・ジョエルさん(16)は「お弁当をもらって、めっちゃ嬉しいです。大会で優勝するよう頑張ります」。
 女子卓球部主将の惣間史歩さん(18)は「お弁当をもらって、県総体に向けて頑張れます。コロナ禍で大会が開催されるか不安だったけど、無事開催されそうなので感謝の気持ちを持って挑戦します」と笑顔で話した。
 今回の調理した白石颯さん(16)は「この弁当を作るために、一週間前から準備をしてきました。コロナ禍の中、感染症対策として二重マスクなどしました。私たちが頑張ってお弁当を作ったので、部活生も頑張って下さい」と語った。