火売神社、茅の輪を設置

火売神社の茅の輪くぐり

 別府市火売8番1号の火男火売神社(加藤兼司宮司)は6月30日から「夏越の大祓の日」にあわせて27日、「茅の輪くぐり」のための茅の輪を設置した。
 毎年、茅の輪は総代の手作り。朝から茅を切り綺麗な輪を作った。
 由来は神話の時代。スサノオノミコトが備後国(現在の広島県東部)を旅した時、蘇民将来(そみんしょうらい)の手厚い支援を受けた。スサノオは、蘇民に対し、茅の輪を腰に付けるようすすめた。「無病息災」にて一生を過ごすことができたといういい伝え。疫病が流行る盛夏、「夏越の祓」を象徴する神事。火売神社の神職加藤誠司さんは「声を出さず『水無月(みなづき)の 夏越(なごし)の祓(はら)いする人は 千歳(ちとせ)の命 伸ぶというなり』と唱えて輪をくぐってください」と話している。祓い料は無料。