別大附属幼稚園児が手作り味噌

園児は小さな手で一生懸命に味噌をこねた

 別府大学附属幼稚園(高橋一成園長)5歳児40人が味噌づくりを6月30日午前10時、別府大学短期大学部2号館2階で行った。
 大豆が味噌になることを知り、興味を持って味噌作りをする。それを通じて、大豆の特性を知り、味噌への関心を高めることが目的。
 大豆の入った袋が手渡された園児一人ひとりは、別府大学短期大学部食物栄養科の海陸留美教授、伊藤京子准教授、助手の和田悠里さんの指導で指で丁寧に一粒ずつつぶしたり、机の上に置いて手のひらや拳で叩くなどいろいろな方法を試した。
 糀と塩を混ぜて作った「塩糀」に、つぶした大豆を入れた。それらを混ぜたものを園児は丁寧に丸めて「みそ玉」を作った。幼稚園から持ってきたカメの中には、毎年引き継いできた味噌が入っており、その中に今回のみそ玉を混ぜた。その後、園児と担任が教室で重石などで圧力をかけて発酵させながら保管する。
 園児らは「大豆をつぶすのが楽しかった」「出来上がったお味噌は、お味噌汁にしたい」と感想を述べていた。