明豊、春夏の甲子園連続出場

 第103回全国高校野球選手権大分大会の決勝戦が25日午前10時、別大興産スタジアムで行われ、第1シードの明豊が6―0で第2シードの大分舞鶴に完封勝ちし、8月9日から阪神甲子園球場で行われる第103回全国高校野球選手権大会への出場を決めた。夏の甲子園には4年ぶり7回目の出場。春夏連続甲子園出場は12年ぶり。
 決勝戦で、明豊は1回裏に米田友選手が右翼への犠飛で先制する。2回裏は1死2塁から蓑原英明選手の中前適時打で1点を追加。3回裏には、黒木日向選手が2盗をした際、捕手の送球が外野にそれ、外野手がもたつく間に本塁まで走り1点を加えた。5回裏には、2死2塁で幸修也主将が中越え適時2塁打で1点を追加した。7回裏には、山本晃也選手の左前適時打、代打の東孝太郎選手の中犠飛で2点を加えた。
 最後は9回表2死、エースの京本眞投手が2ストライクと追い込んだ3球目で大分舞鶴5番の阿部奏太選手を2塁ゴロに打ち取り、明豊の甲子園出場が決まった。
 明豊の川崎絢平監督は「選抜から帰ってきて3カ月間、勝てないプレッシャーに生徒が押しつぶされそうになる中、歯を食いしばってきたので、この春夏甲子園と言うのはすごく嬉しく思います。(強打が光る大分舞鶴は)進学校らしい集中力の高いチームでしたので、最後まで気を抜かず先に点を取って負けない野球をということで試合に臨みました」
 大分舞鶴打線を完封した試合結果を振り返り「京本が背番号1番に相応しいピッチングをしてくれました。この大会を通じて、財原ら投手陣が、蓑原含むバッテリーがしっかりやってくれたということがチームの落ち着きにつながったと思います。基本的には守りのチームなので『負けない野球』ということで、1点1点毎回プレッシャーをかけていくことをやってきたので、最後の決勝戦で出来て良かったと思います」
 「(過去5年間で最弱という言葉で始まったチームだが)すごく逞しくなりましたし、みんなで考えて道を切り開いてきた生徒ですので、すごく誇らしく思います」
 「選抜準優勝と言うことで目標は日本一ですけど、このプレッシャーから解き放たれて生徒が甲子園で伸び伸びとプレーしてくれれば結果は後からついてくると思います。この重圧を感じない良い野球を展開できたらと思います」と述べた。
 幸主将は「大分県でも勝つのは難しいと監督から言われ、必死に頑張ってきたチームなので、大分県で勝つことが出来て嬉しいです。3年生が引退してから、バッティングピッチャーをしてくれたり、いろんなことを教えてくれました。結果として恩返しが出来たので嬉しいです。甲子園で負けて別府に帰ってきたので、次は絶対に日本一になる気持ちで練習を積み重ねてきたので、甲子園に戻って日本一を成し遂げたいと思います。大分県の高校球児全員の思いを背負って恥じないように、甲子園でプレーしたい」と話した。
 明豊は今春の選抜大会の決勝戦で、東海大相模(神奈川県)に2―3で敗れ、準優勝。日本一を目標に掲げていた明豊は今夏、春に残してきた忘れ物を取りに、阪神甲子園球場に戻る。
 明豊の優勝への道程は、次のとおり。
 ▽2回戦=3―2 大分雄城台▽3回戦=10―2 大分工業▽準々決勝=9―2 柳ケ浦▽準決勝=12―0 藤蔭