日本郵便年賀寄付金で車両を贈呈

平信日本郵便大分東部地区連絡会統括局長(左)が
大隈勝彦社会福祉法人みのり会理事長にレプリカキーを贈呈した
「社会福祉法人たけのこ」でもリフト車が贈呈された

 日本郵便株式会社は「2021年度年賀寄付金車両贈呈式」を30日、別府市内の2団体で行った。
 日本郵便(株)は、1871(明治4)年に郵便事業を開始し、今年で創業150年の大きな節目を迎えている。寄付金付き年賀はがきは1950(昭和25)年、戦後の社会経済の復興、国民の福祉の増進を図ることを目的に発行が始まった。72年の歴史を重ねる中、日本固有の寄付文化に発展し、これまでの寄付金総額は約516億円。県内の今年の寄付は4件で、うち2件が別府市。
 幸町の社会福祉法人みのり会では、大隈勝彦みのり会理事長、河野敦子理事、日本郵便株式会社から平信大分東部地区連絡会統括局長(川崎郵便局長)、佐藤誠治大分県本部長、山下優一地区郵便物副統括局長(別府鉄輪郵便局長)、田中裕二別府部会長(別府朝日郵便局長)、安部仁志別府幸郵便局長が出席した。
 平統括局長が「寄付金は総務大臣の認可を経て、法律に定められた10事業を行う全国各地の多くの団体に配分され、地域・社会の発展、環境保全などに役立てられています」。
 平統括局長からレプリカキーを受け取った大隈理事長は「障がい者が生活している場で、特に就労に力を入れています。別府市は観光地であり、お土産品などの就労があり、荷物を運ぶ車があればという意見がありました。この時期に日本郵便からの話があり、大変うれしく思います。今後も障がい者のために、一生懸命頑張り、地域で活かしていければと思います」とそれぞれあいさつした。
 最後に車両の前で記念撮影をした。
 湯山の社会福祉法人たけのこでは、宮地太喜男前理事長、出田陽一郎アルバハウスたけのこ管理者、平統括局長、佐藤県本部長、山下地区郵便物副統括局長(別府鉄輪郵便局長)、田中別府部会長(別府朝日郵便局長)が出席した。
 平統括局長が「急速に高齢化、健康長寿社会へと進んでいきますが、年賀寄付金の助成制度により、今後も社会貢献寄付を簡便に行える仕組みをより良い形で提供していきたいと考えている。大きな期待に確実にお応えし、トータル生活サポート企業として今度とも地域の皆さんに愛され、地域と共生できる存在であり続けられるよう、ご理解とご協力を賜りたいと思います」
 平統括局長からレプリカキーを受け取った宮地前理事長は「本日は、大変立派なリフト車を贈呈していただき、ありがとうございます。皆さまの志に沿うように、社会貢献と地域貢献に向けて社員一同と一緒になって、頑張ります。安全運転を心がけて、大切に利用します」とそれぞれあいさつした。
 最後に車両の前で記念撮影をした。