令和3年度別府市市民・学生大同窓会の「ワン・ベップ・ドリーム・アワード2021」の締め切りが16日に迫る中、5日午後4時半、市公会堂でキックオフカンファレンスを開催。同時に、サポーター企業の募集もスタートした。
別府で描きたい夢、叶えたい夢をサポーター企業の前でプレゼンテーションを行い、その夢に賛同した企業が夢の実現のお手伝いをする。これまでも多くの夢が語られ、形になりつつあるもの、まだ道半ばのものなど様々。毎年、多くの応募の中から選ばれた少数のファイナリストによるプレゼンが行われている。今回は、プレゼンターやサポーターに「卒業生枠」を追加して、セカンドキャリアを応援する取り組みも行う。
カンファレンスは、会場とオンラインで実施。昨年度のファイナリストの堤梨佳久さんが「世界広がるオンラインホームスティKIDEA~毎日ジェットコースター~」、吉田柳太郎さんが「別府の子ども達にプログラミングを教えてJAXAに送りたい。あの日から今日まで」、鈴木宏明さんが「別府で気づいた地方からはじめる無くさない世界」と題して、それぞれプレゼン後の活動について話した。
堤さんは、コロナ禍で苦労しながらもオンラインで多文化コミュニケーションを作り出す努力をしている。吉田さんは県内の小学校でプログラミングの体験会をしたり、演劇とコラボしたりと活発に活動中。鈴木さんは、別府でキャビアの養殖をしたいと訴え、現在も養殖できる場所を探しているという。
長野恭紘別府市長は「エントリーをする人は、違った思いを持っていますが、同じ熱量を持っていると思います。すぐに利益につながらなくても、絶対に損はさせない、関わる人を巻き込んで幸せにする1つの大きなきっかけづくり。是非、いろんな人に参加してもらいたい」とエールを送った。
また、サポーター企業も募集中。11月に行われるプレゼンに参加し、「この人を応援したい」という人のファンになってもらい、応援してもらう。また、その場で「サポーター賞」を決める。詳しい問い合わせは一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINK(電話76・5205)へ。