別府警察署交通課は、今年上半期(1月から6月)の交通事故状況をまとめた。
人身事故は138件(対前年同期比20件増)、死者2人(2人減)、負傷者164人(20人増)、物損事故1494件(38件増)となっている。
路線別では、国道45件、県道20件、市道61件、その他12件。
時間別では、午前11時が14件、午後5時が12件と職場に戻る時間帯と帰宅する時間帯に事故が多いことが分かる。
事故種別では、人対車が24件で、うち横断中12件、その他12件。車対車は113件で、うち追突44件、出会い頭29件、右折時15件、左折時6件。
交通死亡事故は、2月7日未明、若草町の国道10号交差点内で普通車と自転車が衝突し、自転車を運転していた女性が死亡。4月30日夕方、野口中町の市道で、軽四自動車と原付バイクが衝突し、原付バイクを運転していた男性が死亡した。
後藤浩周別府署交通課長は「今年上半期の交通人身事故発生件数を見てみますと、138件と前年と比べ20件増加しております。事故の増加に伴い、負傷者も増加しているのですが、歩行者が被害に遭う事故が昨年と比べ増加しています。対歩行者事故は、歩行者の発見の遅れ、安全確認の不十分が主な要因です。昨年、JAFの調査によると、信号のない横断歩道で歩行者がいるときに一時停止するドライバーは15・7%と全国平均を大きく下回っています。運転手は、横断歩道の手前で歩行者がいないか確認し、徐行・一時停止をして歩行者を優先させましょう。また歩行者も、手を挙げて横断の意思をドライバーに伝え、左右の安全確認をして横断歩道を渡りましょう」と話した。