別府市で大分県市議会議長会理事会

九州議長会への提出議案などについて話し合った理事会

 大分県市議会議長会(会長・藤田敬治大分市議会議長、14市)の第107回理事会が20日午後3時、別府市の豊泉荘で開かれた。
 藤田会長が「県内では、新型コロナが厳しい状況にある。また、夏の長雨など被災地の早い復旧を願っています。どうしても協議すべき事項があり、対面での開催となった。九州市議会議長会への提案議案など、慎重審議をお願いしたい」とあいさつ。
 地元の松川章三別府市議会議長は「市議会としては、執行部とある程度の緊張感を持ちながら、多様化する市民ニーズに応えていかなければいけない。今日の講演を聴いて、コロナ禍で今後の見通しが見いだせれば良いなと思っています」と述べた。
 来賓の長野恭紘別府市長は「コロナ禍で議会とも対策を話し合い、連携、協調してやってきました。経済活動と衛生管理を一緒にやっていかないと厳しい。市長会も連携してるが、皆さんとも情報を共有し、行動することは意義がある」と話した。
 議事では、次回の開催地や役員、九州市議会議長会への提出議案について協議、承認した。第108回の総会は佐伯市で行う。
 九州議長会へは、▽東九州地域の広域交通網の整備促進▽豪雨災害からの早期復旧など及び災害復旧事業の財政措置ーについて国への要望を行うことを提出することを決めた。
 研修会として、鈴木淳人日本銀行大分支店長が「世界経済、日本経済、そして大分経済について」と題して講演した。