別府警察署刑法犯上半期まとめ

別府警察署生活安全課が振り込め詐欺防止の
チラシを市内のコンビニに配布した

 別府警察署生活安全課はこのほど、今年上半期(1月から6月)の刑法犯認知件数をまとめた。
 刑法犯認知件数は197件で、対前年同期比4件減となっている。最も多いのが、万引きで42件(対前年同期比1件減)。
 盗犯では自転車盗26件(7件増)、オートバイ盗3件(3件増)だった。空き巣などの侵入盗は5件(4件増)。
 振り込め詐欺(特殊詐欺)は5件発生しており、被害額は約120万円。
 戸次清治生活安全課長は「刑法犯認知件数の中で多いのは万引きですが、今年は自転車盗が昨年比で増加しています。過去のデータからすると、盗まれた自転車の約7割は無施錠です。カギのかかっていない自転車は、簡単に乗って行かれてしまいます。『カギかけ』は防犯の基本です。ちょっとした一手間で、大事な貴重品を守れます。家にも車、バイク、自転車などの乗り物にも、必ずカギをかけましょう」。
 振り込め詐欺については「別府署管内の被害状況は、6月の時点では5件で、昨年同時期と比べると、件数は1件増加、被害増額は約230万円減少しています。しかし、7月以降に5件の被害が発生。8月15日現在、10件で被害総額は約483万円となっている。手口の大半は、パソコンのウイルス除去をする、当選金受領の手数料が必要、アダルトサイトの利用料金が未納などとかたる架空料金請求詐欺。その後、電子マネーでだまし取られる被害が大半。犯人は手を変え品を変え、時には不安を煽り、時には儲け話で誘い、言葉巧みにだましにかかってきますが、目的は『お金』です。メールや電話で『お金』絡みの話が出たら、それは詐欺です。絶対に相手にせず、すぐに電話を切って、警察や家族に相談をして下さい」と呼びかけている。