朝日大平山ひとまもり・まちまもり協議会

市内協議会として初めて事務局を設置
防災グッズの展示なども行った

 朝日大平山ひとまもり・まちまもり協議会(大平順治会長)は8月31日午後1時半、市朝日大平山地区公民館の体育館にひとまもり・まちまもり協議会として初めて、事務局を開設した。
 ひとまもり・まちまもり協議会は、中規模多機能自治を推進する組織で、複数の自治会がある程度の規模で連携をして、それぞれが抱える共通課題について、協力しながら課題解決を図る。市内7自治区で協議会を立ち上げ、取り組みを進めている。活動の拠点となる事務局を開設したことで、より活動がしやすくなることが期待される。
 大平会長が「少子化、人口減などで単体での自治会活動も厳しくなる中、協議会を立ち上げました。これまでは防災用品やコロナ対策などをしてきましたが、ここを拠点に皆さんと情報交換をしながら、地域課題の解決に努めていきたい。安全安心な活気ある地域にしていきましょう」とあいさつ。
 来賓の長野恭紘別府市長は「自分たちの地域は自分たちで守ろうと自主的に地域課題を解決し、自立したまちづくりを目指しています。皆さんの熱意で拠点が出来た。行政も連携を密にして、役割分担をしながら地域の発展のために一緒にやっていきたい」とあいさつをした。
 大平会長と長野市長が、「朝日」と「扇山(大平山)」がデザインされた看板を設置。
 引き続き、9月1日の「防災の日」を前に、コロナ禍での避難所運営として災害に備えた防災訓練を実施。住民ら約40人が参加。防災危機管理課の指導で避難所に来た人を体調別に5段階に区分することや、避難所のレイアウトなどについて説明した。「1人でも多くの人に運営方法を理解してもらい、避難所運営に携わってもらいたい」とした。また、マットや災害時の炊き出しグッズなども展示、紹介した。