別府市教育委員会は、令和3年度子ども司書養成講座を6日午後1時、ふれあい広場サザンクロスと市立図書館で行った。今回は、図書館での業務を実際に体験する実習。9人が参加した。
2つのグループに分かれて、図書館実習とブックトークを行った。実習では、カウンターでの本の貸し借りの作業や返却された本を元の棚に戻す配架の作業に挑戦した。一連の流れを確認したあと、実際にカウンターに座って、訪れた人への対応を体験。貸し出す際には、返却日を一緒に伝えたり、気持ちのよいあいさつを心がけた。配架は、本のラベルにつけられた数字などを見ながら元の場所に戻すのだが、場所が分からず少し時間がかる場面もみられたが、子どもたちは戻す場所をしっかり確認しながら、司書に教えてもらいながらていねいに作業を行った。
ブックトークは、1つのテーマに沿って、本を紹介するもの。本のあらすじを紹介したり、「読んでみたい」と思ってもらえるようにプレゼンテーションを行う手法。今回は、事前に「『別府』に関する本」というテーマがあり、子どもたちは自分たちで調べて、面白いと思った別府に関係する本をそれぞれ持ちより、みんなに紹介をした。
宮嶋彩音さん(11)は「知らないことも多く、図書館の人に分かりやすく教えてもらって、勉強になりました。(実習は)緊張したけど、楽しく、勉強になりました」と話した。