大鍜治さんが防犯栄誉金章を受章

防犯栄誉金章を受章した大鍜治光子さん

 警察庁長官と全国防犯協会連合会長連名の防犯栄誉金章を受章した市内在住の大鍜治光子さん(74)が24日午前10時、別府市役所で長野恭紘別府市長に受章報告をした。防犯栄誉金章は、2017年に鹿嶋正信さんが受章して以来、2人目。
 大鍜治さんは、平成11年から別府地区少年警察ボランティア理事、17年から副会長を務めている。18年にパトロール隊を結成し21年に少年補導委員の委嘱を受けた後、少年警察ボランティアで構成する「つるみ台補導員パトロール隊」を結成し、隊長として学校と連携した見回り活動や少年健全育成活動を行っている。また、街頭補導活動や警察署と連携した金融機関絵の特殊詐欺被害防止広報啓発活動を積極的に取り組み、あらゆる方面で持ち前の熱意と行動力をもって意欲的に活動するなど、その姿勢は他に類見ないものとなっている。
 今回の防犯栄誉金章は10月12日にホルトホール大分で行われた「大分県安全・安心まちづくり県民大会」で、大鍜治さんに贈られた。
 長野市長は「パトロール隊はもちろん、防犯や子どもの見守り活動をしています。行政がすべてをする時代ではないので、大鍜治さんのような人がいることで地域のことは地域でやるということにつながっている」と述べた。
 記念撮影後、大鍜治さんは「とてもありがたいです。活動は、私一人だけでなく多くの仲間の私より年上の人、年下の人がいて、そのみんなで活動した上でもらえたものと思っています。今後は、今までの活動を続けていきたい」と話した。