21世紀を担う別府っ子表彰式

ボランティア活動や地域活動に積極的に取り組んでいる個人や団体を表彰した

 別府市と別府市教育委員会は、令和3年度第24回「21世紀を担う別府っ子表彰式」を29日午後4時、上下水道局会議室で行った。
 21世紀を担う青少年を健全に育成するため、青少年の地域活動やボランティア活動などに積極的な取り組みや健全育成に貢献をしている指導者らを表彰し、今後の青少年健全育成を推進するのが目的。
 今年度は、青少年の部に2団体、個人2人、指導者の部に4団体、個人4人を表彰した。
 長野恭紘別府市長と寺岡悌二教育長が表彰状を手渡した。長野市長は「積極的な地域活動の取り組みを心強く思います。活動を続けて、21世紀を担う若者に成長してくれることを期待しています。指導者の皆さんには、地域の子どもは地域で育てるという思いで、コロナ禍でも出来ることを考えていただきました。今後も、青少年の健全育成に取り組んでいただきたい」。
 寺岡教育長は「子どもたちはかつてない程の我慢の日を強いられています。1人ひとりの献身的な心、人を思いやる心は何にも代えがたいものです。子どもたちが愛情に包まれて育つことは、保護者をはじめ地域の願うところです」とそれぞれあいさつ。来賓の松川章三市議会議長と幸野俊行別府警察署長も祝辞を述べた。
 受賞者を代表して、県立別府翔青高校グローバルコミュニケーション科の前田侑蘭さん(17)が「私たちの日頃の活動を多くの人に認めていただき、うれしく、感謝でいっぱいです。ラグビーW杯では、訪れた多くの外国の人への言語ボランティアを行い、地域の案内など高校生目線での活動をしてきました。保護者や地域の人の協力があってこそ行えるもの。これからも謙虚な気持ちで地域のために活動をし、感謝の気持ちを伝えていきたい」とお礼を述べた。受賞者は次のとおり(敬称略)。
【青少年の部】▽ボランティア活動=岡田麗央(明豊高校3年)、鶴田翔(別府溝部学園高校3年)、別府翔青高校グローバルコミュニケーション科▽児童会活動=別府市立上人小学校児童会
【指導者の部】▽地域活動=郷司義明、松川孝一、山本博司、矢野洋子、浜脇母親クラブ、内竈堂面棚田を守る会、朝日校区子ども会育成会連合会▽ボランティア活動=父ちゃん会(別府市立別府西中学校)