別府溝部学園高校食物科の第13回作品展示会

材料費2千円以内で作った料理を食べた

 別府溝部学園高校食物科3年生は「第13回作品展示会」を11月16日、同校総合実習棟1階試食室で開催した。18日も同様に行った。
 3年生は、これまでの調理実習を通して実践的な知識を身につけて調理技術の向上に努めてきた。今回は3年間の集大成として個人で作品を作り食事をしてもらい、今後の活動の更なるステップにするため、研鑽を積むことが目的。
 佐藤清信校長が「3年間、いろいろ大変だったと思います。食物科に入って3年間で、こんなに素晴らしい料理を作りました。材料費は2千円以下で、定価3千円から5千円の料理を作ることを目標にしています。私は6千円、7千円出しても惜しくない料理が出来たと思います。短い時間ですが、子どもさんと一緒に3年間の集大成を味わって下さい」とあいさつ後、生徒と保護者1人が会食した。
 作品名「素材の味」を作った田口詩音さんは「母さんへの3年間の感謝の気持ちを込めて作りました。家でハーブを育てたりしていたので、ハーブを活かすために洋食、その中でもイタリアンにしました。出来るだけのことはしました。今後は食に携わりながら保育士として頑張りたい」と話し、母の直美さんは「本人は100%の出来栄えではないと言っていましたが、頑張って作っています。家でも料理をしています。本格的ではないですが、小学生の時は卵焼きから始まり、中学生からチャーハンやオムライスなどを作っていました。イタリアンはハーブの良さが出ていて、素材の味を活かすことをモットーにしているので、ここに十分に出ています」と述べた。