APU、オリックス不動産、杉乃井が連携

APU学生がパフォーマンスを披露し、協定締結を盛り上げた

 立命館アジア太平洋大学(出口治明学長、APU)とオリックス不動産(深谷敏成取締役社長)、杉乃井ホテル&リゾート㈱(似内隆晃代表取締役)は産学連携の「友好交流に関する協定」の締結式を2日午前10時、杉乃井ホテルで行った。
 杉乃井ホテルは、これまで、APUの外国人留学生をアルバイトとして多く受け入れてきた。2023年に新学部「サスティナビリティ観光学部」(仮称、設置計画構想中)を立ち上げるAPUと連携して、人材育成や地域課題解決などに取り組む。
 来年4月からホテル事業を学ぶ体験学習をスタートさせ、オリックスグループが運営する水族館などの実例を基にした問題解決型学習を共同で企画・実施。ホテルで有給型のインターンシップを通して、マーケティングなどの実務を担いながら学ぶことも出来る。さらに、国際色豊かなAPUの特性をいかして、各国の音楽やダンス、家庭の味を再現した屋台イベントなどを行い、世界の伝統芸能や文化をホテルの客や地域の人に提供する「マルチカルチュラル・アクティビティ」など、学生が企画・運営する業界初のコンテンツを提供するプロジェクトを進める。
 米山裕APU学長代行は「大学を核とした連携により、地域を元気にしたい。学生が地域で育つ大学を目指していきたい」。
 深谷社長は「APUの学生の人材育成、人的・知的交流、地域経済の活性化を図るもの。グローバルな考えを提案してもらいたい。地域の将来的な新たな付加価値になれればと思う」。
 似内社長は「若い、多様な感染に期待をしています。学生から提案をもらいながら、新しいマーケティングを生み出していければと思う」。
 佐々木耕一杉乃井ホテル総支配人は「多くの学生が、学びにいらっしゃることを期待しています。これまで、多くのアルバイトを受け入れ、お客様から『気遣いが素晴らしい』『日本人にひけをとらない言葉遣い、働きぶりに気持ちが良い』などの声をいただいています」などとそれぞれ話した。
 協定締結後、APUの学生団体によるパフォーマンスが披露された。