別府市の新採用職員が研修

車いすやアイマスクなどで
障がいのある人や高齢者などの体験をした

 別府市は、新採用職員の研修を2日から行っており、3日午後3時からは、要配慮者体験研修を実施した。29人が参加。
 別府市では毎年、「自立支援センターおおいた」に協力してもらって、高齢者や障がいのある人、乳幼児を連れた人などの立場になった体験研修を行うことで、当事者目線に立って、どういった配慮が必要なのかを考えるきっかけにする。
 車椅子に乗ったり、押したり、アイマスクをつけて白杖を持って点字ブロックの上を歩いたり、誘導してもらったり、重りを乗せたベビーカーを押したり、耳栓をして周りの音が聞こえにくい状況にしてシルバーカーを押したりした。
 市役所周辺は、整備事業で歩道は平坦で歩きやすくなっているが、車道と歩道の境目やちょっとした坂道などがあり、参加者は「ちょっと怖い」と言いながら歩いた。
 幼稚園に配属された田北希さん(29)は「アイマスクをつけていた時、点字ブロックは分かるけど、坂道とかがよく分からなかった。回りの人はもちろん、困っている人がより安心して過ごせるようにサポートしたいと思いました」。
 障害福祉課に配属された堀川優太さん(22)は「自分たちが普段気にしていないことでも、要配慮者にとっては一苦労なんだと分かりました。ちょっとした段差や点字ブロックのない場所など危ないと気づきました。過ごしやすい環境をどうつくるか、具体的なビジョンが見えたと思う」とそれぞれ話した。