12月別府市議会定例会きょう閉会

委員長報告をする阿部真一総務企画消防委員会委員長

 令和3年第4回別府市議会定例会は13日午前10時、厚生環境教育・総務企画消防・観光建設水道の各委員会が付託を受けた議案に対する報告、討論、表決、追加上程された一般会計補正予算の提案理由説明・採決、市長専決処分の報告、議員提出議案などを行い、閉会した。
 ▽厚生環境教育委員会の荒金卓雄委員長は、令和3年度別府市一般会計補正予算の高齢者福祉課関係について「令和2年度の老人クラブ数および会員数が当初の見込みを下回ったため、前年度事業の精算に伴う県への返納金を計上していると説明があった。委員から、会員数を増やすための市の取組に関する質疑があり、当局から会員増に向けて老人クラブ連合会と協議していきたいとの答弁があった」と報告。そのほか、総合体育館・市民球場・実相寺パークゴルフ場などの指定管理料の債務負担などの報告があった。
 ▽総務企画消防委員会の阿部真一委員長は、令和3年度別府市一般会計補正予算の契約検査課関係について「大分県及び県内各市町村が共同利用する電子入札システムの改修に伴う負担金を計上していると説明があった。委員から、契約方法に関する質疑があり、当局から大分県において既存システムの事業者と随意契約を締結したとの答弁があった」と報告。そのほか、消防の事務の委託の協議などについても報告した。
 ▽観光建設水道委員会の三重忠昭委員長は、令和3年度別府市一般会計補正予算の観光課関係について「コロナ禍の収束後を見据えた観光戦略として新たな観光ウェブサイトを開設するために債務負担行為を追加すると説明があった。複数の委員から新たな観光ウェブサイトについて質疑があり、当局から全面的に内容を見直すものであり、外国語は5言語に対応していく予定」と報告。また、市競輪事業特別会計補正予算などについて報告した。
 報告後、平野文活議員(日本共産党議員団)が消防の事務委託の協議について反対討論をした。
 3委員会が審査した議案は、賛成多数および全会一致で可決および承認した。
 続いて、一般会計補正予算として「子育て世帯等臨時特別支援に要する経費」(補正額7億7800万円増)の予算を上程した。補正後の予算額として585億1070万円が編成された。
 長野恭紘別府市長が提案理由を「新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、子育て世帯を支援するため、国の経済対策および補正予算において0歳から高校3年生までの子どもに1人あたり5万円の現金を迅速に支給することが決定した。それに伴い、補正予算を編成した」と説明した。
 議案質疑はなく、委員会付託、討論を省略して、全会一致で可決した。
 続いて、阿南寿和副市長が市長専決処分を説明した。
 議員提出議案「大分県主要農産物等種子条例制定を求める意見書」、議員派遣について、全会一致で可決した。