扇山自主防災会(山西敏晴会長)は5日午前10時、別府市立鶴見小学校体育館で防災訓練を実施した。約70人が参加。
これまでの防災訓練と違い、自主防災組織に編成されているメンバーが、各班の役割を確認するとともに、万が一の時の避難所運営について理解を図ることを目的にしている。
風水害を前提に、小学校に避難するまでの行動や避難先での活動について取り組んだ。
扇山自主防災会は、広報情報、施設管理警戒、避難誘導消火、保健衛生救護、物資給食、要支援者の各班と本部で構成されている。
山西会長が「まずは、それぞれの仕事内容を確認してもらいたい。困りごとが発生すると思いますが、それを踏まえて工夫して問題解決をすることが大切だと思います」とあいさつ。
地震体験車「ユレルンジャー」では、震度7の大きな揺れを体験して「立っていられない」「怖い」と話し、地震が起きた時の対応について学んだ。物資給食班は非常食の炊き出しとして、五目御飯のおにぎりを作った。車いす体験では、マットの上を車椅子で乗り越える体験をし、段差の大変さを体感していた。