別府八湯温泉道が名人壱萬代に

名人壱萬代目となった鎌田さん

 別府八湯の88カ所を巡ってスタンプを集めて名人を目指す「別府八湯温泉道」が6日、名人壱萬代を達成した。
 温泉道は平成13年3月25日に実行委員会(鶴田浩一郎委員長)によって始まり、集めたスタンプごとに段位と段位ごとに違う色のタオルがもらえる。初代名人になったのは、元別府大学教授の浦達雄さん。その後も県内外の温泉愛好家たちに親しまれてきた。
 壱萬代目となったのは、杵築市で「民宿あざみ」の女将を務める鎌田しよりさん(51)。鎌田さんは4年前に閉鎖される民宿を引き継ぐために埼玉県から移住してきた。それ以前にも少し回っていたが、移住してきてからは、1日1湯を続け、11冊目になった。10冊目と11冊目を持って事務局である観光協会を訪れ、10冊目が壱萬代目の名人となった。
 鎌田さんは「壱萬代が近いことは知っていましたが、まさか自分がなるとは思っていなくて、びっくりしました。確立的には無理だと思っていました。今日は、鉄輪の湯けむりの里東屋に入って、そのまま来ました。夢のよう」と驚いた様子だった。
 「温泉道をやっていると、色々な温泉に入ることが出来る。温泉が大好きなので、毎日が幸せ。毎日が天国です」と笑顔で話した。
 くす玉を割って壱萬代をお祝い。鎌田さんには、記念品として特性の記念額、宿泊補助券、非売品の刺しこのバッグがプレゼントされた。