迅速な行動で命救う

感謝状が贈られた(前列右から)山本将久さん、晟之さん、晃大さん

 別府警察署(幸野俊行署長)は12日午後5時、人命救助に功労のあった別府市在住の会社員の山本将久さん(46)、長男で高校生の晃大さん(17)、次男で中学生の晟之さん(13)の3人に感謝状を贈った。
 今年1月3日夕方、餅ケ浜海浜公園にトレーニングに来ていた3人は、波打ち際でうつ伏せで漂っていた高齢女性を発見。3人は海に入って引き上げて、救急車を呼ぶなど迅速かつ適切な応急救護を行った。
 晟之さんに感謝状を手渡した幸野署長は「何が起きてもあまり構わない時代だが、危ないと思ったら自分が濡れることも構わずに助けて、警察などに連絡したおかげで尊い命を救うことが出来たことは良かった」と述べた。
 将久さんは「当時は状況を飲み込むまで時間がかかったのですが、女性が浮いている状態だったので、3人で引き上げました。ギリギリのところで助かったのは良かったと感じました。救急隊がすぐに来てくれたことも良かったと思います。今後も勇気を持って人命救助することが出来ればと思います」と話した。