親切ていねいな説明心がけ

長野市長に叙勲の報告をした辰口さん(中央)

 長年にわたり統計調査に従事している、辰口伸子さん(80)がこのほど、長野恭紘別府市長に令和3年秋の叙勲として瑞宝単光章を受章したことを報告した。
 辰口さんは、昭和61年から統計調査員として、工業統計調査、商業統計調査、事業所・企業統計調査、就業構造基本調査、住宅・土地統計調査、国勢調査など、35年間で計85回の調査に携わった。伝達式は昨年12月17日に大分県庁で行われ、今年2月上旬には皇居で天皇陛下に拝謁を予定している。
 長野市長は「辰口さんの人柄で、多くの人が調査に協力してもらえたのだと思います。ここまで続けてこられたのは、ご家族の支えもあったと思います。これからもお元気で、様々な施策にご尽力をいただきたい」と労った。
 辰口さんは「名誉あることだと思っています。1つ1つの出会いを大切にし、ていねいな説明を心がけてきました。沢山の人のサポートのおかげ。これからも続けられる限り、続けていきたい」と話した。