大分県内の新型コロナ400人迫る勢い

 大分県と大分市は25日、3740人に対してPCR等検査を実施し、大分、別府、中津、日田、由布、豊後大野、杵築、佐伯、津久見、豊後高田、臼杵、国東、竹田の各市と日出町、姫島村、県外の10歳未満から80歳以上の男女390人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。過去最多となり、感染拡大が止まらず、1日の感染者が400人に迫っている。
 新たにクラスター(集団感染)として▽大分市内の高齢者施設▽中津市内の医療機関▽中津市内の幼児教育・保育施設▽中津市内の別の幼児教育・保育施設ーの4件を確認しており、関係者の検査を進めている。
 年代別では、20代70人、30代63人、10代62人、40代57人、10歳未満51人、50代35人、60代26人、80歳以上14人、70代12人。
 感染経路別は、不明が159人と最も多く、家族143人、施設と職場各23人、県外15人、知人12人、学校10人、医療機関5人となっている。
 別府市の感染者は55人で、年代別では、10代12人、40代10人、20代9人、60代8人、30代5人、10歳未満4人、50代と80歳以上各3人、70代1人。
 感染経路別は、不明20人、家族18人、職場と学校各7人、施設2人、知人1人。
 別府市以外の市町村等の感染者数は、大分市が半数以上を占める200人、中津市29人、臼杵市19人、宇佐市16人、県外13人、由布市と豊後大野市各11人、杵築市7人、姫島村6人、佐伯市5人、津久見市4人、豊後高田市、臼杵市、国東市、日出町各3人、竹田市2人だった。
 オミクロン株であっても、基本的な感染対策は変わあなことから、常時の換気と不織布マスクの適切な着用、入念な手洗いや「密」の回避、黙食の徹底など基本的な感染防止対策も呼びかけている。