日出町の子育て世代包括支援センターで会計年度任用職員として子育て支援をしている、助産師の阿部真理子さん(56)が、昨年11月にオンラインで開催された「令和3年度健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会)」で、一般社団法人日本家族計画協会長表彰を受賞。25日午後3時、本田博文日出町長に報告をした。
阿部さんは、助産師と保健師の資格を持ち、昭和63年に山香町立国保総合病院(現在の杵築市立山香病院)に助産師として就職。妊婦などの個別指導、母親教室を行い、臨床助産師として看護学生の実習指導などに当たった。平成9年から市町村の母子保健事業スタッフや市町村の職員として、両親学級、幼児健診、赤ちゃん訪問などを行い、地域で生活をしている母子への支援を行うと同時に、大分県助産師会主催の「いのちの出前講座」で、高校生など思春期の子どもたちに、性教育を分かりやすく伝えるなどの活動をした。
平成13年に「ひまわり助産所」を開業。28年からは日出町の母子保健事業に従事している。
阿部さんは「皆さんのおかげで、少しずつ続けることが出来ました。学生時代に、恩師に『これからの助産師は、地域に出て活動できるように』と言われたことが、ずっと心の中にあった。これからも、孤立した育児にならないように、少しでも相談してもらえるようにしたい」と話した。
本田町長は「助産師として、母子保健に貢献されてきたことが高く評価されたのだと思います。様々な取り組みをし、子育て支援をして、母子保健の向上に今後もご尽力いただきたい」と労った。