夏の参議院選挙に古庄氏出馬

参議院選挙への再挑戦への思いを語る古庄氏

 「地元大分のためにに、何か役に立ちたい」。夏の参議院選挙で大分選挙区(改選1)で自民党から出馬を決めた、弁護士の古庄玄知氏(64)は、今日新聞社を訪れ、力強く語った。
 6年前に参議院選に初挑戦し、現職の足立信也氏(64)に1090票差で敗れ、一度は「選挙はもういいかな」と思っていたという。しかし「出馬し、大分の人のために働いてほしい」と言われ、悩んだ結果、「自分を求めてくれるなら」と再チャレンジを決意した。
 「57年間大分で暮らして、弁護士として36年間大分で働いてきました。司法の現場で働く中で、救済からもれる人も沢山いる。そういう人を守っていける道はないかと色々考えてきました。司法からさらに進んで、法律を作る側に身を置き、政治家として諸活動をしたい。それがひいては、大分の人々のためになると思っています」と話す。
 国東市安岐町出身。杵築高校、早稲田大学法学部を卒業。同窓会「稲門会」の大分市支部長。1985年に弁護士登録をした。2008年には、大分県弁護士会長も務めた。
 以前、ラクテンチの下に暴力団事務所が移転するという話があり、住民の反対運動が起き、古庄氏は4人の代理人の1人として、転入差止を求める仮処分申請に携わったことも。大分県暴力追放運動推進センター代表理事を務め、長年、相談委員として関わり続けている。JR別府駅前にも自身の法律事務所を構えている。
 趣味は、登山、短歌、ウォーキング、剣道。
 大分選挙区からは、現職の足立氏=国民民主党県連代表=も4選を目指して、出馬を表明している。