溝部学園で「お魚さばき授業」実施

美人ブリをさばく学生

 別府溝部学園短期大学食物栄養学科は同科1年生20人の調理学実習「お魚さばき授業」を先月22日午前9時、85年館1階調理室と試食室で実施した。
 従来はオープンカレッジとして同科恒例行事の一つとして、大分県内の魚食普及を目的とした佐伯市蒲江漁業青年部連絡協議会主催の「お魚さばき講座」を実施していた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から、3年前の令和元年1月に24回目の開催を最後に2年連続の中止となった。今年度は、学生に「体験」の機会をこれ以上奪いたくないとの判断から、調理学実習に切り替えて実施した。
 今回は、佐伯市蒲江より「美人ブリ」1尾と「タイ」2尾を購入。この日は地震の影響でJRが不通となり、出席できない学生、バスに乗り換え少し遅れて来た学生もいた。学生20人が参加し授業開始。前日に蒲江漁協のブリ養殖場とブリの捌きの録画を視聴しているが、目の前で、「美人ブリ」が捌かれる様子を目にするのは初めての学生が多かった。三枚に下ろされたブリとタイを、学生は、刺身盛合せ、タイのアラの味噌汁、タイのホイル焼きの3品に調理した。
 魚を捌いた学生は「硬くてなかなか切れなくて苦労した」とコメント。試食した学生は「ブリの刺身は脂がのって美味しかった。これからもっと魚を食べようと思った」と感想を述べた。