感性豊かな作品並ぶ

障がいを持っていても伸び伸びと
取り組んだ作品が紹介されている

 昨年8月に開催された「別府市アール・ブリュットの芽ばえ展~障がいをこえて~」の作品を多くの人に知ってもらおうと、初めて動画を作成した。
 別府市は、平成26年に「別府市障害のある人もない人も安心して安全に暮らせる条例」(通称・ともに生きる条例)を施行し、共生社会の実現の向けて取り組みをする中で、障がいを持っていても自由に芸術文化活動をする人たちの作品を紹介する展示会を平成27年度から開催している。
 「アール・ブリュット」は、伝統や流行、教育などに左右されず、自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現した芸術のこと。今回は84点の出展があった。
 インタビュー動画では、実行委員会の首藤達也委員長と事務局の梅本弥生さんが出演。首藤委員長が作品展の経緯を説明し「自由に描かれた作品の中に素晴らしいものがあるが、作者は作品の評価は関係なく描き続けています。障がいの特性が個性であり、作家の卵でもある」と話した。
 作品の一部を紹介した「作品紹介編」の動画では、書や絵画、イラスト、紙コップで花火などを作った工作、絵手紙、貝殻などで作った額縁に入った海の絵、折り紙や流木を使ったアートランプなど、作家のこだわりが詰まった独創的で楽しげで生き生きとした作品が紹介されている。
 動画は、別府市の公式ホームページから見ることが出来る。