大分県立竹工芸訓練センターは竹工芸科修了作品展を6日まで、別府市竹細工伝統産業会館で開催している。観覧料は高校生以上390円、小・中学生130円。
竹工芸科12人が2年間で学んだ技能の成果として、作製したバッグや帽子などの72点が並んでいる。
作品を展示している髙江クルムさん(30)=別府市在住=は「父(髙江雅人さん)が伝統工芸士で、その背中を見てきました。30歳を機に、自分も職人の世界に入りました。父からは『人に見せて恥ずかしくないものを』と言われています。自分の作品を一番厳しい目で見てくれる人がいる。その背中は遥かに遠いですが、この2年間で学んだことで、最初に作った物などこうした方がいいという事を感じるようになりました。やった分だけ技術が身についていると思います」と話した。