別府溝部学園高校の第64回卒業式

佐藤清信校長から普通科などの生徒代表が卒業証書を授与された

 別府溝部学園高校(佐藤清信校長)は第64回卒業証書授与式と、第15回看護専攻科卒業証書授与式を2日午前10時、同校体育館で挙行した。普通科・食物科・看護科高校過程の計180人が、希望の未来への一歩を踏み出した。昨年に続き、卒業式のリモート配信を行った。午後から看護専攻科60人の卒業式が挙行された。
 式では、国歌「傾聴」後、佐藤校長が卒業証書を鈴木響さん(普通科代表)、安部紗耶香さん(食物科代表)、姫野萌々花さん(看護科高校過程)にそれぞれ手渡した。続いて、大分県知事賞、別府市長賞などの賞状と賞品の授与も行った。
 佐藤校長が式辞、溝部仁理事長と来賓の矢須田士PTA会長がそれぞれ祝辞を述べた。
 卒業記念品(電子黒板一式、テント一張)の目録を、卒業生を代表して佐藤菜々さんが佐藤校長に手渡した。
 在校生を代表して清水督記さんが「先輩達には、入学以来の2年間、お世話になりました。その中でも先輩たちの思い出は、数々あります。学校行事は今年の体育大会での大縄跳びがあり、本番に向けて朝早くそして放課後に集まって練習する姿を見て、私たちも感化され練習に熱が入りました。本番では、先輩たちには及びませんでしたが、私たちの雄姿を先輩たちが見てくれました。ボランティアでは、熱心に活動する姿を見て私たちももっと頑張らないといけないと思いました。先輩から学んだ『団結する力』を胸に、今後の学校生活に活かしたいと思います」と送辞を述べた。
 卒業生を代表して戸林小葉さんが「今、この学び舎での思い出を振り返ると色々なことが思い出されます。3年前の春、先輩たちと違う制服を着て、溢れんばかりの期待の中、この溝部学園高等学校に入学しました。体育祭、文化祭や亀川クリーン作戦では、みんなと団結し絆を深めたりしました。令和2年3月に新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令され、休校、そのころからマスク着用が当たり前になりました。学校行事も中止、延期、規模縮小などがありました。感謝の気持ちを忘れることなく、私たちのそれぞれの新たなる道を自分の足で歩んでいきます」答辞を述べた。
 卒業生は、校歌を傾聴して締めくくった。
 被表彰者は後日、掲載する。