減少傾向も「油断できず」

 大分県と大分市は8日、887人分のPCR等検査結果を公表。14市2町の10歳未満から80歳以上の男女301人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
 県内で療養中の70代2人、80歳以上1人が亡くなり、県内の死者は109人となった。また、大分市内の幼児教育・保育施設、学校、事業所でクラスターを確認し、関係者の検査を進めている。
 1人の感染者が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」は0・98となり、先月27日以来9日ぶりに1を下回った。実効再生産数が1を下回ると感染が収束に向かうとされているが、県は「まだ油断できる状況ではない」と引き続き、基本的な感染予防対策を続けることを呼びかけている。
 年代別では、10歳未満65人、10代44人、30代42人、40代39人、20代37人、50代22人、80歳以上21人、60代17人、70代14人。経路別は、家族109人、不明91人、医療機関32人、施設25人、学校と職場各14人、知人8人、県外6人、会食2人となっている。
 別府市の感染者数は28人。年代別は、10代6人、10歳未満5人、40代4人、20代と80歳以上各3人、30代、60代、70代各2人、50代1人。経路別は、家族15人、不明9人、学校2人、医療機関と知人各1人。
 別府市以外の市町等の感染者数は、大分市147人、日田市27人、杵築市19人、中津市と臼杵市各13人、津久見市11人、佐伯市7人、由布市、宇佐市、県外各6人、日出町5人、豊後大野市と竹田市各4人、国東市3人、豊後高田市と玖珠町各1人だった、